■目 的
ワーキングホリデー制度は、二国間の協定に基づいて、最長1年間
異なった文化の中で休暇を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために付随的に就労することを認める特別な制度です。
本制度は、両国の青少年を長期にわたって相互に受け入れることによって広い国際的視野をもった青少年を育成し、ひいては両国間の相互理解、友好関係を促進することを目的としています。
■特 徴
この制度は、観光ビザ、留学ビザ、あるいは就労ビザとは異なった、
若い人向けの特別な渡航のためのものです。どこに滞在し、どこを観光するか、旅行はどうするのかなど、
自分一人で考え、行動することが求められます。そして、ワーキング・ホリデービザは滞在資金を現地でのアルバイトで補うことが認められている点が、他のビザとは大きく違う特色です。
もちろん、制度の主旨として仕事を主たる目的とすることは出来ません。また、各国ともビザの発給は一生に一度で、人数制限のある国もあります。
■語学学校へ通う
まずは英語を勉強しましょう。ワーキング・ホリデービザでは、最長3ヶ月間まで、語学学校へ通うことが出来ます。語学学校では、英語を学ぶ以外に、学校で友達をつくる良い機会です。友達同士でいろいろな情報を交換し合うことによって、早く街にもなじめるでしょう。それにより生活していく上での楽しみもぐっと増すことでしょう。
■ボランティア・インターン体験
納得のいくワーキングホリデー生活を送る一つの方法として、ボランティア/インターンシップ活動があります。ニュージーランドは、欧米と同様にボランティア先進国となっておりますので、中途半端な気持ちではなく、心からやる気がある方であれば基本的に誰でも参加可能となっております。しかし、日常会話程度の英語力が求められるのも確かです。ボランティアの内容は老人介護、動物保護など実にさまざまありますので、ぜひ皆さんの優しく思いやりある心をこめて、みんなで助け合いながら、ボランティアを通じニュージーランド社会に貢献することもいいのではないでしょうか。
■仕事と給料の例
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日本食レストランのウェイター、ウェイトレス:時給NZ$9〜10
● ツアーガイド:時給NZ$8〜10
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日本語教師アシスタント:ボランティアのみ
● フルーツピッキング、農作業:日給NZ$50〜70
● おみやげ物屋の店員:時給NZ$8〜10
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オ・ペア(住み込みの家事手伝い):食事・滞在費は無料で無給又はおこづかい程度
■見つけやすい仕事
日本食レストランのウェイター・ウェイトレスやキッチンハンド
(厨房手伝い)、みやげ物屋の店員といった日本人向けの観光産業の仕事がほとんど。フルーツピッキング、農作業は主に夏。
■高いスキルや英語力を要求される仕事
オフィスワークや現地のレストラン、カフェ、ショップ、免税店の店員は高い語学力と日本での経験が必要。ツアーガイドも厳しい研修を受けることを要求されます。
■見つけにくい仕事
現地企業や商店、スキー場での仕事など。
■情報の入手方法
現地のワーキングホリデーデスクの掲示板や、新聞やフリーペーパーの求人広告、インターネットで探すほか、日本食レストラン・ショップ、インターネットカフェなどの掲示板にも求人広告が出るのでこまめにチェック!仕事が少ないため前任の日本人が帰国するためにポジションが空いたというような時に職を得ることが多く、日頃から周囲の人に「仕事を探している」ということを伝えておくことが有効的です。ボランティアの情報は地域のコミュニティセンターや学校で。